翻訳者として活躍するために
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翻訳者の仕事とは
翻訳の仕事についてご紹介します。
- 出版する価値判断
- 出版社のところには、海外の出版物の近刊や新刊が、版権エージェントから大量に持ち込まれてきます。出版社が実際に版権を取得しようとするのは、このなかのごく一部です。取捨選択をするにあたっては、まず原作をリーダーと呼ばれる人々に読んでもらい、リーダーは読了後、シノプシスに評価と感想を添えて出版社に提出します。出版社はそれを基に、出版する価値がある本かどうかを検討します。このリーディング作業は、若手の翻訳家や翻訳家志望者などが担当することが多く、新人にとっては、実力をアピールする貴重なチャンスです。
- 翻訳家の出番です
- 出版することが決まると、翻訳家の出番です。出版翻訳の場合、出版社から直接個人に依頼されるのが一般的です。このほか、翻訳会社や翻訳出版プロダクションが受注、仲介している場合も一部に見られます。翻訳の仕事には、多分にリサーチが含まれてきます。1冊の本を正確に訳すには、図書館やインターネットなどで資料を調べることはもちろん、ときには著者に直接問い合わせて、不明な点を明確にすることも必要になります。
- 翻訳家の責任は重大
- 翻訳出版権や採算の関係から、ある本を日本で翻訳することができるのは原則として1回きりです。その大切な1回で翻訳家が解釈を間違えれば、間違いはずっと残ることになります。万一訳し漏れがあったとすれば、内容が欠けたままになってしまいますし、日本語の文章が稚拙であれば、本来の原作の味わいが日本の読者には伝わらなくなってしまいます。自分が訳した日本語に対して全責任を負うという翻訳家の役割は重大なものです。
